暖色系 VS 寒色系
2017.05.23

笑顔の女性

本来色に備わってはいない、温度という概念を想像し、感覚的に分類したものが、暖色であり寒色です。暖かみのある色を暖色系、寒さを感じる色を寒色系と分けるその考え方によって、いつからか人々はないはずの温度を、そこに見出すようになりました。
交感神経に作用し、生物を興奮状態に導くともされる暖色系には、赤やオレンジや黄色といった色が該当します。
炎や日の光を思い起こさせる色は、壁や家具においては空間に熱を与え、衣服においては着る者を明るく見せます。エネルギッシュでアクティブな暖色系の色は、普段着としての需要よりも外出着やお祝い事に着る服としての需要が高く、振袖を京都で販売しているお店には、成人式や卒業式のシーズンを中心に多くの若い女性が集まると言います。
対して寒色系のグループは水や氷や、冬の空を描くのに使用する色で構成され、模す物のイメージのままに時に涼し気に、時にクールで落ち着いた雰囲気を演出します。副交感神経への作用による、リラックス効果も期待されており、寒色は癒し系のグッズに取り入れられることも少なくありません。青や水色やグレーといったそれらの色に、静かで老成された大人の魅力を感じる人もいます。
服装への使用時、人を若く見せるとされているのは暖色系であり、その色は肌を美しく輝かせます。
逆に寒色系は、よく言えば大人っぽく、悪く言えば老けて見せる色だと評されるなど、マイナス面もあっておしゃれ初心者にはおすすめされません。メイクを華やかなものに変えたり、小物を指し色に使用したりと、寒色系のおしゃれ使用に関しては、色に引き摺られないためのテクニックが求められます。
一方で冷静さを感じさせるあり方が能力の高い、優秀な人材といったイメージを形作るとして、寒色系はビジネスシーンで活躍する色と評されることもあります。仕事場ではおしゃれな人よりも、できる人間という評価を受けたいと、年齢問わず寒色系を選択する人は多いです。
暖色系が膨張色と言われるのに反して、輪郭をシャープにする性質を持つとされるのが寒色系で、スタイルを気にする女子の間の評価も、寒色系に軍配が上がります。そうして普段から寒色系でのスタイルアップを意識する女性が増えた結果、振袖の通販サイトのランキングでも、ピンクや白や黄色の中に食い込むようにして、ブルーの色彩が涼やかに存在感を放つようになりました。
暖色系の色が、依然として高い女性人気を持ってはいるものの、寒色系のシェアは年々成長し、商品のラインナップも拡大し続けています。暖色系と寒色系の戦いは、今もなお激しく、沈静化する様子を見せません。

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